臨床成績(海外第III相試験)③
-
第III相臨床試験の併合解析:比較的よく見られる副作用の発現状況(いずれかの治験薬投与時に1%以上) SOC
PT本剤投与時
N=664
837.26 人年先行バイオ医薬品注)投与時
N=470
336.01 人年n(%) 件数 IR(95%CI) n(%) 件数 IR(95%CI) 副作用を1件以上発現した被験者 207(31.2) 467 0.56(0.51-0.61) 132(28.1) 250 0.74(0.66-0.84) 血液およびリンパ系障害
貧血12(1.8)
5(0.8)16
50.02(0.01-0.03)
0.01(0.00-0.01)11(2.3)
7(1.5)12
70.04(0.02-0.06)
0.02(0.01-0.04)一般・全身障害および投与部位の状態
注射部位紅斑
注射部位反応22(3.3)
10(1.5)
4(0.6)62
43
60.07(0.06-0.09)
0.05(0.04-0.07)
0.01(0.00-0.02)20(4.3)
10(2.1)
7(1.5)37
20
110.11(0.08-0.15)
0.06(0.04-0.09)
0.03(0.02-0.06)感染症および寄生虫症
気管支炎
潜伏結核
上咽頭炎
口腔ヘルペス
咽頭炎
肺炎
副鼻腔炎
上気道感染
尿路感染120(18.1)
20(3.0)
14(2.1)
18(2.7)
3(0.5)
9(1.4)
9(1.4)
7(1.1)
13(2.0)
19(2.9)200
20
14
21
3
11
10
8
15
280.24(0.21-0.27)
0.02(0.02-0.04)
0.02(0.01-0.03)
0.03(0.02-0.04)
0.00(0.00-0.01)
0.01(0.01-0.02)
0.01(0.01-0.02)
0.01(0.00-0.02)
0.02(0.01-0.03)
0.03(0.02-0.05)63(13.4)
14(3.0)
4(0.9)
10(2.1)
5(1.1)
4(0.9)
3(0.6)
0
7(1.5)
7(1.5)93
16
4
12
6
4
3
0
7
100.28(0.23-0.34)
0.05(0.03-0.08)
0.01(0.00-0.03)
0.04(0.02-0.06)
0.02(0.01-0.04)
0.01(0.00-0.03)
0.01(0.00-0.03)
0
0.02(0.01-0.04)
0.03(0.02-0.06)臨床検査
アラニンアミノトランスフェラーゼ増加
結核菌群検査陽性37(5.6)
8(1.2)
9(1.4)49
9
90.06(0.04-0.08)
0.01(0.01-0.02)
0.01(0.01-0.02)19(4.0)
3(0.6)
8(1.7)23
4
80.07(0.05-0.10)
0.01(0.00-0.03)
0.02(0.01-0.05)代謝および栄養障害
高コレステロール血症13(2.0)
10(1.5)17
110.02(0.01-0.03)
0.01(0.01-0.02)9(1.9)
7(1.5)12
80.04(0.02-0.06)
0.02(0.01-0.05)筋骨格系および結合組織障害
関節リウマチ16(2.4)
7(1.1)20
90.02(0.02-0.04)
0.01(0.01-0.02)8(1.7)
4(0.9)9
50.03(0.01-0.05)
0.01(0.01-0.04)神経系障害
頭痛9(1.4)
4(0.6)21
130.03(0.02-0.04)
0.02(0.01-0.03)9(1.9)
6(1.3)9
60.03(0.01-0.05)
0.02(0.01-0.04)MedDRA/J ver. 21.0
第III相臨床試験の併合解析:長期投与時(FKB327-002試験〜FKB327-003試験(第Ⅰ期))に比較的よく見られる有害事象及び副作用の発現状況(いずれかの群で2%以上) SOC
PT有害事象 副作用 F-F
N=216
n(%)RP-RP
N=213
n(%)F-F
N=216
n(%)RP-RP
N=213
n(%)有害事象を1件以上発現した被験者 144(66.7) 159(74.6) 59(27.3) 73(34.3) 血液およびリンパ系障害
貧血16(7.4)
6(2.8)16(7.5)
7(3.3)5(2.3)
2(0.9)7(3.3)
3(1.4)胃腸障害
下痢
悪心29(13.4)
8(3.7)
6(2.8)32(15.0)
11(5.2)
4(1.9)4(1.9)
0
1(0.5)4(1.9)
2(0.9)
0一般・全身障害および投与部位の状態
注射部位紅斑15(6.9)
4(1.9)13(6.1)
7(3.3)8(3.7)
4(1.9)9(4.2)
7(3.3)感染症および寄生虫症
上咽頭炎
上気道感染
気管支炎
尿路感染
咽頭炎
潜伏結核
口腔ヘルペス
帯状疱疹
副鼻腔炎78(36.1)
23(10.6)
8(3.7)
13(6.0)
15(6.9)
9(4.2)
7(3.2)
4(1.9)
3(1.4)
5(2.3)94(44.1)
27(12.7)
17(8.0)
19(8.9)
10(4.7)
4(1.9)
6(2.8)
9(4.2)
5(2.3)
2(0.9)29(13.4)
6(2.8)
2(0.9)
6(2.8)
1(0.5)
4(1.9)
3(1.4)
2(0.9)
2(0.9)
2(0.9)39(18.3)
7(3.3)
4(1.9)
9(4.2)
3(1.4)
0
3(1.4)
5(2.3)
3(1.4)
0臨床検査
結核菌群検査陽性
アラニンアミノトランスフェラーゼ増加
γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加33(15.3)
7(3.2)
4(1.9)
5(2.3)27(12.7)
7(3.3)
5(2.3)
1(0.5)12(5.6)
2(0.9)
2(0.9)
2(0.9)12(5.6)
6(2.8)
0
1(0.5)代謝および栄養障害
高コレステロール血症20(9.3)
11(5.1)19(8.9)
11(5.2)6(2.8)
6(2.8)5(2.3)
5(2.3)筋骨格系および結合組織障害
関節リウマチ
背部痛35(16.2)
16(7.4)
6(2.8)31(14.6)
13(6.1)
2(0.9)4(1.9)
3(1.4)
1(0.5)5(2.3)
3(1.4)
0神経系障害
頭痛19(8.8)
8(3.7)17(8.0)
6(2.8)6(2.8)
3(1.4)5(2.3)
3(1.4)腎および尿路障害
血尿11(5.1)
1(0.5)16(7.5)
5(2.3)2(0.9)
1(0.5)3(1.4)
2(0.9)皮膚および皮下組織障害
発疹27(12.5)
7(3.2)22(10.3)
1(0.5)10(4.6)
3(1.4)11(5.2)
0血管障害
高血圧10(4.6)
7(3.2)19(8.9)
15(7.0)0
01(0.5)
1(0.5)MedDRA/J ver. 21.0
F:本剤、RP:先行バイオ医薬品注)注)米国で承認されたアダリムマブ(遺伝子組換え)製剤
- 2)
- 副次評価項目:
①FKB327-002試験ベースライン時からのACR20、ACR50及びACR70到達被験者の割合
有効性評価項目である「002試験ベースライン時からのACR20、ACR50及びACR70到達被験者の割合」 のうち、全被験者におけるACR20到達被験者の割合は、本試験開始時(0週)では78.7%(507例/644例) であったのに対し、30週時点では83.9%(473例/564例)でした。30週以降はおおむね一定で、76週時点 では84.0%(435例/518例)でした。
第I期(治験薬別)における推移では、本剤投与被験者は0週時点で75.6%(245例/324例)、30週時点で 84.1%(233例/277例)、先行バイオ医薬品注)投与被験者では0週時点で81.9%(262例/320例)、30週時点で83.6%(240例/287例)で、両治験薬間に大きな差は認められませんでした。
第I期(治療群別)における0~30週での推移(範囲)は、本剤群→本剤群→本剤群(F-F-F群)では75.5~ 83.2%であったのに対し、本剤群→先行バイオ医薬品注)群→本剤群(F-RP-F群)では79.0~87.3%でした。 一方、先行バイオ医薬品注)群→先行バイオ医薬品注)群→本剤群(RP-RP-F群)では79.3~88.9%であった のに対し、先行バイオ医薬品注)群→本剤群→本剤群(RP-F-F群)では75.9~85.9%でした。全体として、 治験薬の切り替えによる大きな影響は認められませんでした。
また、第II期(治療群別)における42~76週での推移(範囲)は、F-F-F群80.0~84.8%、F-RP-F群82.0~ 85.6%、RP-RP-F群84.4~87.7%、RP-F-F群85.6~90.0%で、30週における本剤への再切り替えに よる大きな影響は認められませんでした。
併合解析:ACR20到達被験者の割合の推移(平均値±95%CI)
第Ⅰ期に本剤及び先行バイオ医薬品注)が投与された被験者のFKB327-002試験開始時のDAS28-CRPスコア(平均値)は、それぞれ6.01及び6.11でした。第Ⅰ期(治験薬別)における推移は、本剤投与被験者では本治験開始時(0週)3.53、30週時点3.09、先行バイオ医薬品注)投与被験者では0週時点3.40、30週時点3.18で、両薬剤群ともわずかにスコアの平均値が低下しました。また、両薬剤群間に大きな差は認められませんでした。
第Ⅰ期(治療群別)における0週時点及び30週時点でのDAS28-CRPスコア(平均値)は、F-F-F群ではそれぞれ3.46及び3.04であったのに対して、F-RP-F群ではそれぞれ3.49及び3.28でした。一方、RP-RP-F群ではそれぞれ3.36及び3.13であったのに対して、RP-F-F群ではそれぞれ3.65及び3.20でした。全体として治験薬の切り替えによる影響は認められませんでした。
また、第Ⅱ期(治療群別)における42〜76週での推移(範囲)は、F-F-F群2.96〜3.05、F-RP-F群3.02〜3.28、RP-RP-F群2.91〜3.07、RP-F-F群3.08〜3.26で、本剤への再切り替えによる影響は認められませんでした。
注)米国で承認されたアダリムマブ(遺伝子組換え)製剤
併合解析:DAS28-CRPスコアの推移(平均値±95%CI) ・F-F-F群:002試験及び003試験(第Ⅰ期)で本剤が投与された、本剤の治療継続群。003試験(第Ⅱ期)は本剤投与継続。
・F-RP-F群:002試験で本剤投与、003試験(第Ⅰ期)で先行バイオ医薬品注)が投与された、本剤から先行バイオ医薬品への治療切替え群。003試験(第Ⅱ期)は本剤投与に切り替え。
・RP-F-F群:002試験で先行バイオ医薬品注)投与、003試験(第Ⅰ期)で本剤が投与された、先行バイオ医薬品から本剤への治療切り替え群。003試験(第Ⅱ期)は本剤投与継続。
・RP-RP-F群:002試験及び003試験(第Ⅰ期)で先行バイオ医薬品注)が投与された、先行バイオ医薬品の治療継続群。003試験(第Ⅱ期)は本剤投与に切り替え。
あなたは医療関係者ですか?
このホームページは、医療用医薬品であるアダリムマブBS「FKB」を適正にご使用いただくため、医療関係者(医師・薬剤師・看護師等)の方を対象に情報提供することを目的としています。一般の方、国外の医療関係者への情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。
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