アダリムマブBS「FKB」の安全性について
副作用は早期発見し適切な治療を行うことで重症化を防ぎます。
少しでも異常を感じたらすぐに主治医に連絡してください。
主な副作用
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注射部位反応
注射した部分に赤みや腫れがみられる場合があります。
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感染症
副鼻腔炎等の風邪のような症状が現れる場合があります。
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アレルギー症状
発熱や発疹、皮フの赤みや痒み等の症状が現れる場合があります。
特に注意すべき副作用
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重篤な感染症(敗血症、肺炎、結核等)
咳、発熱、だるさや息苦しさ等の症状が 現れる場合があります。
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ループス様症候群
自身に対する抗体が現れ、筋肉や関節の痛み、赤い斑点ができる等の症状が現れる場合があります。
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脱髄疾患
神経線維を被っている 髄 鞘が壊れてしまう病気です。代表的なものとして、脱髄が多数発生し、再発を繰り返す多発性硬化症があります。脱髄疾患を患っている場合、既往のある場合、または、脱髄疾患との診断を受けた方がご家族にいらっしゃる場合には、主治医に必ずその旨お申し出ください。
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アナフィラキシーショック
お薬を投与した後30分以内に、腹痛や嘔吐等の消化器症状や呼吸困難等の呼吸器症状、血圧の低下等が起こる場合があります。
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血液障害
血液中に存在する赤血球や白血球、血小板等の血液成分の量が減少する場合があります。
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間質性肺炎
咳や息切れ、息苦しさ等の症状が現れる場合があります。
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肝機能障害、黄疸、劇 症 肝 炎、肝不全
発熱、身体がだるい、食欲不振、皮フや白目が黄色くなる、尿が褐色になる、意識の低下などの症状があらわれることがあります。
その他の注意すべき事項
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悪性腫瘍
因果関係の有無については現在も調査が行われていますが、TNFαの働きを抑制する生物学的製剤を投与された後に悪性腫瘍、悪性リンパ腫を発症した例があります。
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B型肝炎
B型肝炎の既往がある場合、症状が再度現れることがあります。治療開始前に主治医に申し出てください。
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生ワクチンの接種
感染症が生じるリスクを否定できないため、生ワクチンの接種を希望される場合は、主治医に相談してください。